七年に一度。天下の大祭「御柱祭」・・いよいよ来年にせまる

　　　　　　　　　　　

諏訪地方観光連盟、幹事会を諏訪市役所で開き、２０１０年に行われる［諏訪大社御柱祭］に向け、０９から１０年度のプロモーション活動実施計画案を了承した。御柱祭期間中に観光客が集中する実態を受け、その前後にも観光客に楽しんでもらえるよう通年型観光を目指し、御柱祭を擬似体験できる「御柱ひろば」を設けたり、小宮祭を活用した体験事業を展開していく。
◇計画では、御柱祭＝木落としというイメージが定着している中で、山出し、里曳き、建て御柱、さらに夏から秋にかけて開催される小宮祭などにも光を当て、「御柱祭の本質」への理解を求めることで年間を通して誘客を図る狙い。予算額は前回（０３―０４年度）を１，０００万円ほど上回る４，３００万円余を計上。県の地域発元気づくり支援金も見込む。
◇「御柱ひろば」は諏訪市の旧東洋バルヴ諏訪工場跡地に開設。体験用の用材を置き、触れたり、擬似体験できるようにする。祭りの流れや起源が分かる説明板なども設置。ツアーのコースにも組み入れてもらう。

　　　　　　　　　　　


◇小宮祭を活用した取り組みでは、「巡礼コース」を設定し、スタンプラリーなどを検討。参加可能な小宮祭については３０程度を目標に旅行商品化を図る。

◇５月末には「御柱検定」を実施。ガイドの養成にもつなげる。タクシー運転手やホテル・旅館従業員など観光関連従事者には共通ピンバッジを作り、地域ぐるみで「おもてなし」に取り組む意識を醸成していく。

◇御柱祭をＰＲする宣伝大使として「ミス諏訪」を選ぶコンテストも予定。このほか、メディアを活用した宣伝活動を進める。９月には都内で記者会見を開く。

◇同連盟では１０年３月までをプレ御柱期間、御柱祭後の１０年６月以降を御柱キャンペーン期間に設定。計画を推進する事務局として「御柱情報センター」を４月に下諏訪町産業振興課に設置する。御柱祭には前回並みの１８０万人の観光客数を見込む一方、６市町村の年間観光客数は前回をやや上回る１，９００万人に設定し、積極的に取り組んでいく方針。

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Last updated January 31, 2009